新宿DASH|福羽イチゴとは?名前の由来や今も食べられるの?
新宿DASH|福羽イチゴとは?名前の由来や今も食べられるの?
みなさん、こんにちは、今回は、「鉄腕DASH」で紹介された、「幻のいちご」と言われている苺、「福羽いちご」について、ご紹介していきたいと思います。
今回、TOKIOのメンバーは、120年前に生まれた、「福羽イチゴ」の苗を環境省から、特別に譲り受け屋上で栽培することになりましたが、国が保護するほど、すごいイチゴなの?と思う方もいるかもしれませんが、、、、
本当にこのイチゴすごいんです。
品質がすごいというより、歴史がすごいんです。
それでは、福羽イチゴのすごさについて、ご紹介していきたいと思います。
福羽イチゴの歴史
元々、イチゴというものは、海外から入ってきたもので、江戸時代にオランダから流入した、「オランダイチゴ」が最初の日本でのイチゴだったそうです。当時のイチゴは、観賞用として高価のものとして、普及することはありませんでした。そして、明治時代になると、様々な品種が、海外から入ってきたそうです。
当時の「新宿御苑」には、園芸植物の栽培試験場が在り、1898年(明治31年)、この場所で、農学博士だった、福羽逸人さんが、フランスの品種から、国産の第一号のイチゴとして、開発に成功しました。
そして、そのイチゴには、開発者本人の「福羽」をつけて「福羽イチゴ」と名づけられました。
この福羽イチゴの子孫が「とちおとめ」「あまおう」等の品種になります。
つまり、「福羽イチゴ」は、現在、日本で流通している、国産イチゴの「祖」といえるわけです。
幻のイチゴの由来、今も食べられるの?
そんな、すごい歴史のあるイチゴは、現在でも食べることができるのでしょうか?
現在、福羽イチゴを栽培している場所は、静岡県久能地区にあります
「常吉イチゴ園」ただひとつです。
現在は、大変貴重な品種となっているため、保存栽培として、現存していますが、販売はされていません。
しかしですが、加工品として、一部ジャムに加工され「常吉イチゴ園」で購入することができます。
以前は、伊勢丹でも、ジャムを和菓子に加えて販売していましたが、やはり、貴重な品種ですので、販売は終了しています。
まさに、幻のイチゴですね。
これからも、イチゴの品種が次々に出てくるかもしれませんが、その都度、「福羽イチゴ」は語り継がれていくでしょう。